2008年10月15日 (水)

大統領選挙

来月の今頃にはアメリカ合衆国の大統領選挙の結果も出ているはずです。政治のことは詳しくないのですが、「大統領制」というのが「国民が直接、国のリーダーを決めることができる」ことと紐付いているのだとしたら、少し羨ましい気がします。

議会制民主主義というのでしょうか、僕たちがずっと慣れ親しんできている制度では、与党第一党の誰かが党員と議員に選ばれて首相になるわけで、どうしても国民からすると意思や気持ちが直接伝わらないような、隔靴掻痒感が残ります。

この違いからだと思うのですが、正式に大統領に就任する所謂 "Inauguration Day"の際に大統領が行う国民に直接向けての演説は日本人の僕も聞き入ってしまう、ある種「熱」を帯びた雰囲気が漂っていて、この国の首相が行う「所信表明演説」とは「一味違うなあ」と感じます。

どちらが大統領になるにしても、どんな演説になるのか、とにかく来年の1月を待ちたいと思います。

2008年8月 9日 (土)

ロシヤ・グルジアの戦闘行為に抗議する

オリンピック開催期間中という最もあってはならない時期に戦闘を開始した両国に節度ある態度を求めたいと思います。僕にとってこのオリンピックを観る意味は完全に消失しました。すべての競技を観ることを止めます。

2007年4月16日 (月)

ロシヤの憂鬱

昨日のジャパンタイムズ、今日の日経新聞に立て続けに反プーチン政権派の活動が報じられています。ジャパンタイムズではロンドンに亡命した多数のロシヤ人による政府転覆の企ての噂についてだったり、日経新聞のそれはプーチン大統領のお膝元サンクトペテルブルクにおいての抗議運動など、いずれも穏やかなものではないようです。

一方で、経済の面では石油や天然ガスといった資源価格の高騰もあって絶好調の様子。日系企業も自動車メーカーの相次ぐ進出や現地拠点の規模拡大、それにつられて銀行も拠点を拡充しつつあるようです。しかし、政治状態が今ひとつ不透明だと進出にも二の足を踏んでしまいがちです。(僕の親友も一人、モスクワに駐在していて、どうしているのかちょっと気がかりだったりします)

何か必要悪を認めるみたいで嫌悪感を伴いますが、大国(アメリカ、中国、ロシヤ等々)を政治的にまとめてゆくには、多少傲慢とも思える強権発動や拡大主義が必須なのでしょうか?パックスアメリカーナ、中華思想、大ロシヤ主義??? だとしたら、国家システムを民主的に平和に運営するのに最適なサイズ(領土面積だったり人口規模みたいなもの)が理論値として存在するのではないかと疑ってみたくなります。

安定した政情が早く訪れて欲しいと切望します。

2007年1月14日 (日)

金利上昇?

土日に新聞やテレビに目を通していると、本邦における利上げ観測やそれに対する政府サイドの牽制的な発言など、金利上昇に関連して世の中がざわつきつつあることが感じられます。

それに絡んで、「利ざやの改善を期待して」と確かある新聞記事に書いてありましたが、金曜日はメガバンクといわれる金融機関の株価も上昇したとのこと。少し前までなら考えられない状況だと、ある種違和感を持って受け止めました。

というのも、少し前ですと、市場金利下降局面では銀行は儲かって、上昇局面では場合によっては「預金金利はすぐ上がる一方で、貸出金利は金利引き上げ交渉に時間を要するので利ざや縮小がおきる」のが常識だと考えられていたと勝手に思っていたからです。

では市場金利が上がる局面で銀行の利ざやが改善されるとはいったいどういう場合でしょうか?貸出は全て或いは大半が市場金利連動型のスプレッド貸出に移行していて、取引先との間で金利引上げに交渉を要しないだけでは不十分で、おそらく「貸出金利の引き上げ幅が預金金利の引き上げ幅を上回る」ことが前提なのではないでしょうか?よほど貸出額が預金額を上回っている金融機関でもない限り、、、

今は、カカクコムでは外貨預金金利比較(のみ)を扱っていますが、円金利にも関心を払っていくことになる一年になるのかなあと思いました。

2006年12月21日 (木)

アフリカの角

世の中で報道される記事の内容の偏りを少しでも修正しようと内外の様々な新聞に目を通すよう努めています。

そんな中、最近の英字新聞と日本の大新聞を読み比べていて非常に違いを感じるのがソマリアの内戦に係る記事の質・量の違いです。いわゆる「アフリカの角」と呼ばれるこの地域は、近くの海峡を石油という戦略物資が往来するわけで、本来日本人も高い関心を払ってしかるべきところです。

しかしながら、日本から見た場合、地理的にも文化的にもアフリカ大陸そのものが遠い存在であるのかも知れないと少し諦めを感じる一方で、エチオピア(キリスト教)とイスラム教が拡大するソマリアで宗教的・政治的な混乱が相当深まっていることにあまりにも無関心でいる現実に接し、中近東関連報道との差を感じざるを得ません。

最近、日本の高校における履修科目云々が受験との絡みで騒ぎとなりましたが、本来歴史も地理も現代を生きる我々の知恵として活かすことが目的であるはずです。であれば、細かな知識を詰め込むこともある程度は必要でしょうが、学校或いは先生方に対して、「広く世の中を見渡す『視野』と『興味』みたいなものを醸成することに一層重きを置いて教えてあげてください!」と声を上げたくなります。

2006年11月13日 (月)

アメリカ中間選挙

今日は新聞の休刊日です。朝、駅のスタンドに行ってもたった一種類しか新聞がおいてありませんでした。Herald Tribune紙です。仕方なく、それを買って会社に来るまでの電車の中で読みました。

同紙一面トップに、「中間選挙の結果が今後の中近東情勢にどのような結果を及ぼし得るかというテーマ」で、次頁にまで跨る結構長い記事がありました。民主党が過半数を上下院両院で握った今、これまでのようなアメリカ・イスラエルの蜜月関係は難しいのではないだろうかといったトーンも読んでいて感じられました。

そこには触れられていませんが、このことはそのままそっくり日米関係にもあてはまるのかも知れません。クリントン政権下オルブライト国務長官は、(数々の失敗もあるにしろ)米中関係ひいては米朝関係も表面的には上手く行っているように見せてはいた、と思えます。

アメリカの後ろ盾が弱まって、中近東におけるイスラエルが抱える孤立感みたいなものが、現在生まれつつあるのだとしたら、他山の石とせず自国と東アジア周辺諸国のことに置き換えて考えてみたいものです。

さて、英字新聞を読んで文中で分からない全ての単語を調べたりすることはもうしなくなりましたが、気になったフレーズが一つ。sine qua nonでした。教養のあるアメリカ人程ラテン語を語源とする言い回しを多様しますが、これには40歳を過ぎた僕でもなかなか慣れません。勉強は一生ものだと痛感します。

2006年10月31日 (火)

イラクと米国の憂鬱

今朝のジャパンタイムズに因れば、「イラクのために購入された278千の兵器の内、14千の行方・ありかが分からなくなっている」そうです。米軍がイラク自身による治安確立のために用意した武器が、いつのまにかなくなる或いは略取されて、その武器を使って米軍が攻撃にさらされているとしたら、正に悲劇です。

これを聞いて思い出したのですが、(ちょっと古い話且つ真偽が定かでないのですが)以前イギリス対アルゼンチンでフォークランドを巡って紛争がおきた時、アルゼンチンが使用したフランス製ミサイル「エグゾセ」でイギリスの艦隊が大打撃を蒙って、調べてみたらそのミサイルの電子部品の一部がイギリス製だったという、(本当だとしたら)笑えない話を聞いたことがあります。

時に紛争を力でもって解決するということは古くから行われてきましたし、これからも起こるでしょう。ただ、紛争或いは戦争状態が長引いてくると、大衆は完全な休戦或いは和平とまでは至らなくともModus Vivendiを欲するのは至極自然なことに思えます。

アメリカはもうすぐ中間選挙と知事選があります。マスコミによるアンケート調査では民主党が随分と盛り返しているとの報道もあります。ちょっと前まで大統領の弟が知事を務めていたフロリダ州まで知事選で接戦を演じている由。アメリカ国民が今後の自国の国際紛争或いはテロリズムへの取組にどのような方針・判断を下すのか、注意をもって見守りたいと思います。

2006年9月13日 (水)

原油価格一服?

原油の価格が漸くピークアウトしつつあります。WTIも1バレルが65ドル前後と落ち着き(それでも充分高いですが)を見せています。

さて、(総括にはまだ早いですが)本当に需給はそんなに逼迫しているのでしょうか?中国やインド等BRICSの急激な消費の高まりもあるのでしょうが、世の中にあまっているお金が大量に原油を始めとした天然資源に押し寄せた側面も見逃せない筈です。

また、生産者のギルド的組織で価格が形成されていないかという感情も捨て切れません。何しろ、石油メジャー/OPECの結束は外からは伺い知れませんが、相当なものであることは間違いないでしょう。

組織の中身に詳しくないので、名前だけ紹介しますが、テキサスのヒューストン市にPetroleum Clubというのがあります。直訳すれば正に「石油クラブ」。一体どんなことが話されているのでしょう?潜入して聞いてみたい気持ちです。「来年の石油の値段は、、、」なんてやっていたりして。でも、彼らの話す英語がSouthern drawlで聞き取れないかも。

2006年8月30日 (水)

1Euro 150JPY

1ユーロが150円を突破しました。昨日も一瞬このラインにタッチしましたが、本日は東京時間の夕方になって定常的に150円台となっています。ユーロ誕生後、初ということです。ワインやチーズが値上げされると困ります。輸入業者の方々には上手な為替予約をお願いしたいところです。

思い起こすに、ヨーロッパの各国通貨がユーロに統合されて7年。いまや、スペインペセタもイタリアリラも、オランダギルダーもありません。こうした通貨の為替トレーダーだった人達は今頃何をされているのでしょう。相当数の人が全く違う職種に携わっているのかも知れません。通貨統合で、人生が翻弄されたというか一変してしまった人が少なからず存在するのです。

ただ、今でも金融の世界でのプレゼンスが大きい英国とスイスは、自国通貨ポンドとフランを維持しています。今後、両国はどのような方向に進むのでしょうか?

それにしても、欧州にかつて旅行したことがあれば、どこの家庭にも箪笥の引き出しに昔の紙幣(たとえば、ドイツマルクとか)がしまってあるんじゃないでしょうか?今でも換金可能なのでしょうか?ちょっと気になります。本邦からだったら、各国中央銀行に(小切手のように)取立にでも出すのでしょうか?ご存知の方がいらっしゃったら、教えてください。

ああ、それから、僕がヨーロッパの食材で時々求めるものの一つにPiri Piriっていう名前のやつがあります。唐辛子の漬物でとても辛いです。誰にでもおすすめは出来ませんが、、、これも値段が上がっちゃうと嫌だなあ。

2006年8月15日 (火)

ceasefire&truce

今日で、レバノンとイスラエルが停戦に応じてから一日が過ぎました。Yahoo(USA)の記事を読んでも、ceasefire(停戦)の言葉は出てきてもtruce(停戦協定)の単語は見当たりません。

勝手な解釈ですが、ceasefireには非常に一時的なニュアンスが漂う一方で、truceは停戦とはいえ協定ですから、ある程度その状態が継続する希望みたいなものを感じるのですが、実態を反映しているのかも知れません(但し、the new york timesの見出しはその逆にも読めますので、英語の先生に確認する必要がありますが、、、)。

僕が受験した大学入試の世界史の試験のなかで、「第一次世界大戦と第二次世界大戦を比較して論ぜよ」という問題があったのですが、民間人の犠牲が多数を占めるようになったのが、先の大戦であったと習ったような気がします。

Dale Brownの小説なんか読むと、最新兵器はピンポイント攻撃を可能にし、民間への被害は無くなるような錯覚に陥りますが、今回の紛争でもギミックであることが暴かれました。

であればなお更、たとえ今はceasefireであったとしても継続してtruceに繋がることを願ってやみません。

2006年8月 4日 (金)

金利上昇

ゼロ金利解除から暫く時間が過ぎましたが、いよいよ短期金利もじりじり上がってきつつあります。この間、一ヶ月物のTIBORが0.31%p.a.と聞いてびっくり。ちょっと前から20bp程上がった感じです。

貸し手の銀行からすれば、長期金利だけ上がってくれれば、イールドカーブがきつくなり、ALMを上手くハンドリングする必要はあるものの、「短期で調達、長期で運用」してればソレナリニ儲かるので、一番有難いのでしょうが、短期も上がると手綱さばきが少し難しくなるのかも知れません。

ただ、個人或いは消費者としては、預金金利もゼロでなくなるので、悪いことばかりではありません。(もちろん、ローン金利も上がるのですが、、、) 

経営者としては、バランスシートをきっちり、きれいに守ることが今まで以上に大切になると肝に銘じておこうと再認識した次第です。

2006年7月19日 (水)

ガソリンの値段が高い!

ガソリンの値段が高いです。僕がいつも使っているスタンドでは、この間ハイオクで148円/リッターでした。地球環境的には、少しは消費が減って温暖化のスピードに多少はブレーキをかけることになっているのかも知れませんが、財布には大変厳しい状況です。

そもそも、ガソリンの原料である原油の採掘コストはそんなに上がっていない筈、いや寧ろ技術の進歩で下がっているかもしれないし、WTIで70ドル/バレルを超えているとすると、採掘可能な井戸も相当増えているはずです。それなのに、需給が余程逼迫しているのか、或いは金余りの中マネーが天然資源に集中投下されているのか、正確な理由は専門家に教えてもらいたいところですが、素人目には不思議な現象です。

技術で言うと、海底油田の相当深いところまで、従来比安価なコストで原油を採掘することが可能になってきています。例えば、Coiled Tubingという技術がありますが、これは粘性の高い金属パイプ等をコイル状に巻いた形で輸送して、油田近くで棒状に延ばしてつないで採掘用パイプにしてしまうという、ちょっと聞いただけでは信じがたい代物です。

また、オイルサンドと言って原油成分を含む岩石が存在していて、これも10年程前だと原油相場がバレル20ドル程度でペイすると言われていたので、今だったら相当価値が出てきてるんじゃないでしょうか???確か、カナダがこの資源の宝庫だった筈です。

いずれにしても、もう少しガソリンの値段が下がってくれるように祈っております。ハイ。

2006年7月18日 (火)

円安です。

いやあ、月曜日は本邦が休日だったこともあり、昨日の夕方遅くなるまで気づかなかったんですが、いつの間にか円ドルで117円/ドルを超えました。中東情勢流動化のインパクトが日銀のゼロ金利解除を振り切った形でしょうか?こうなると、以前円高時に作成した米ドル建外貨定期預金をお持ちの方は、(銀行が認めてくれる前提で)ブレイク・ファンディング・コスト(再構築コストと邦訳されているそうです)が生じたにしても、期前解約した方が得と考えている人も多いのでは?

でも、逆のケース即ち円高でも得することは、輸入業者だけでなく個人でも、時たまはあります。僕は円ドルが80円の頃(1995年の夏だったか?、そんなこともありました)に米国で駐在員をやってた頃、自動車を購入するためにドル建てで借金をしてましたが、夏休みに日本に一時帰国した際、円建て預金を解約して全額トラベラーズチェックに両替、そのまま米国に持ち帰って借金を返済したことがあります。つまり、円高局面では外貨建てで負債を負っていれば得するわけですね。或いは、外貨預金の作成チャンスでもあります。

まあ、いずれにしてもarbitrage取引をする訳ですから、Volatilityが低いとチャンスもリスクもなくて取引のやりがいがないと言ったら言い過ぎでしょうか?ところで、カカクコム・フィナンシャルでは、キャンペーンをやっていて、30万通貨単位取引いただいた方には京商のダイキャストモデルが貰えるそうです。個人的にはBBURAGOも選択に加えてくれるともっとスウィートなキャンペーンに映るんだけどなあ。