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2008年12月30日 (火)

年末のオフィス

これから今年最後の外での仕事に出かけるところです。静謐な環境で一人パソコンに向かっていると普段考えもしないようなアイデアとか、以前考えかけていた途中で他に介入してきた事に気をとられて記憶の奥底に格納してあった「考えかけの」アイデアが年末の「たな卸し」よろしく顕在化あるいは復元されてきます。

おそらくは繁華街の風景や他人の話なども年末・師走といった感覚を呼び起こすのでしょうが、それだけではなく自分自身の中で行う、こうした「内省」なのか「回顧」というべきなのか不確かではあるけれど、今年やり残したことのたな卸しや来年やることのリスティング作業が否応無く、自分の中での「年末」感を醸し出すのではないかと感じます。

日本の年末年始は中華圏の旧正月を除けば一番長い年末年始の連休の一つと思います。欧米の様に1月1日だけが休みというのとわけが違います。あえて多岐亡羊な思索に耽って、与えられたこの贅沢な時間を過してみたいと考えています。

2008年12月29日 (月)

読書

昨日、新宿で遅い昼食を一人で摂った後、近くの書店をぶらぶらしているときに目に留まった榊邦彦著「もう、さよならは言わない」を何気なく購入、さっき読み終わりました。著者とは中学高校が一緒で、高校三年の時だったか彼が自費出版した処女作を購入したという関りがあるので、「何気なく」というのは正直嘘が混じっていて「『100万分の1の恋人』以来二作目かあ、読んでみようか」というのが本当のところです。

読みやすく丁寧な言葉遣いの文章で、「ああ彼は随分と作家として成長しているのだなあ」という感慨(まだまだ成長し続けるのでしょうが)と、高校生からずっと一つのことを一貫して目指していることへ畏怖の念さえ抱いてしまいながら、一気に読みました。

僕は目先転勤という気分転換がしやすそうなサラリーマンという職に就きながら、それさえ転職してしまっているというのに、「なんという差だろう、これは」と恥ずかしさも伴います。40歳代後半という年齢にさしかかってくると、そろそろ社会人或いはビジネスマンであれば会社人として自分を仕上げて行くステージに入っていることは自覚しているつもりなのですが。

来年2009年はそうした迷いや悩み、曇った部分を少しでもクリアにしてゆける一年にしたいと思います。

2008年12月28日 (日)

万歩計

万歩計を一週間ほど前に購入しました。TANITAという会社の万歩計で「3D云々」というちょっと高スペックに聞こえるコピーにつられて。これが不思議なのですが、今まで使ったことのある万歩計とはまるで違い、手で万歩計を勢い良く振っても全く歩数はカウントされず、一旦歩き出すと腰に付けなくても、ポケットの中でも手に持っていてもかなり正確に歩数を積んでいくのです。

こうしたモノを買ってしまうと人間の性というものでしょうか、普段よりもたくさん歩こうという意識が高まり一つ手前の駅で降りて歩いてみたりと、確かに健康的な生活になるような気がしてきます。

年末・年始暴飲暴食を控えることも勿論ですが、万歩計を忍ばせて東京を散策してみるのも良さそうです。

2008年12月 5日 (金)

HONDA F1撤退

ホンダがF1から撤退するとの報道が流れています。ホンダアコードのフルモデルチェンジの翌日のことです。利益を追求しなければならない民間企業ですから、このように自動車が売れない世の中では経営の観点から「やむを得ない」決断だったのかも知れません。

実は、僕も同社のアコードユーロRを5年間所有していますが、個人的にはF1撤退そのものよりも、寧ろ、最近の同社が発表する新車が「エンジンのホンダ」という名声・ブランドから少しずつ違うベクトルに振られて開発されているような気がすることの方が、残念でなりません。

昨日発表された新型のアコードにも、ついにユーロRバージョンもマニュアルトランスミッションも存在しなくなりました。

この間車検を受けるために、ディーラーに赴いたところ、イギリスのホンダが作る3ドアハッチバックのシビックTYPE Rが日本でも発売されることを教えて貰い、車検直後ではあるけれど心が揺れています。ジャストサイズで元気の良いエンジン、正にホンダらしい一台と感じます。

僕等の世代が抱いている"HONDA SPIRIT"みたいなものは、既に本国日本では過去のものになりつつあり、海外現地法人の社員に引き継がれているだけなのかも知れないと思うと、少し寂しく思ったりもします。もしかしたら、僕のように感じてこのクルマは中高年世代があっというまに買い漁ってしまうのではと心配になってきました。今週末、もう一度ディーラーに行って「何台輸入するのか」等、話を良く聞いてみようと思います。

2008年12月 1日 (月)

docomoのCM

最近テレビで流れているNTTドコモのCMですが、30年近く前に放映されていた「早春スケッチブック」という番組を思い出しながら見ているのは僕だけでしょうか?番組は山田太一氏の脚本だったと記憶しています。

俳優の山崎努さんが出演していることが先ず共通点ですが、他にも撮影されている邸宅の雰囲気もそっくり(な気がするし)、セリフも「早春スケッチブック」では山崎努さんが息子で受験生という役柄の鶴見辰吾さんに「ありきたりではダメだ!」と何度も言ってたのに対して、CMでは「新しくなくてはダメだ」という趣旨のセリフがあったりして、最近気になって仕方ありません。

若しかしたら意識的か無意識的かにかかわらず、僕と同じような世代で上記番組をよく見ていた人が制作に関っているのかなあ、なんて思います。

番組が放映されていた頃、僕は高校三年だった、つまり受験生でしたが、「ありきたりではダメだ」というセリフに打ちのめされながらも毎週テレビの前に釘付けでした。これから人生でもかなり「ありきたりな」受験という儀式を控える身として、「こんな人生で良いのか」と自問せずにいられなかったような気がします。

それが、最近では「ありきたり」は「楽だ」と瞬間とはいえ思ってしまいがちな自分の気配を感じます。このNTTドコモのCMはそうした世代に対する強烈なメッセージを帯びているように思えてくるのです。