今日のニュースで「ヒューストンのジョンソン宇宙センターに勤める女性宇宙飛行士がフロリダまで1500kmもの距離を自動車を運転したあげくあわや恋敵と刃傷沙汰に」云々というのがありました。僕も10年前に遡りますがヒューストンに住んでいたので、「そんなに長い距離をよくもノンストップで運転したものだ」などと変なところに興味を持ってしまいました。
今回の事件は詳細も知りませんが(知りたくもないですが)、ジョンソン宇宙センターには何度も見学に行ったことが思い出されます。ヒューストン市内からは自動車でも三十分ほどもかかる郊外にあり、正直言えばあまりパッとしない場所にあります。ただでさえ過酷な宇宙飛行訓練に加えて、小さな町で単調な日常が重なるとどんなストレスが溜まるのだろうと想像したことも事実です。
そういえば、1980年代の初めころにright stuffという宇宙飛行士を描いた映画がありました。当時学生だった僕は、池袋の文芸座という映画館で観たのですが、アポロ13号で月に着陸できなかった飛行士達の喪失感・挫折感や世間からの冷たい目に晒される本人達とその家族に、「自分の命をかけてアメリカの名誉のために行ったのにずいぶんな仕打ちだなあ」と感じました。
また、実際の話、長くて数週間の宇宙飛行のために何年も訓練に明け暮れるのですから、たとえミッションを成功裏に達成したとしても、その後の喪失感は相当な程度なのではないかと感じますし、若しかしたら今日のニュースの件もそうしたことに遠因の一部を求められるのかも知れないと、、、
さて、映画「right stuff」に話を戻すと、その挫折を味わった宇宙飛行士を演じた俳優にエド・ハリスがいましたが、その後10年以上を経て1995年に作成された映画「アポロ13」ではNASA管制室のトップとして無事に飛行士たちを帰還させるリーダー役で出演しています。いわば同じテーマの別の映画の中で名誉を回復している訳ですね。
さらには、題材は異なるものの、1994年「フォレストガンプ」の中では、主役フォレストガンプ(トム・ハンクス)がベトナム戦争出兵中に上官であるLieutenantダン(ゲイリー・シニス)の命を救う場面がありますが、翌年の映画「アポロ13」の中では宇宙飛行士を演じるトム・ハンクスの乗る宇宙船の帰還方法をゲイリー・シニスがNASAの基地で考え出す役になっていて、こちらは恩返しをしている格好です。
ハリウッド映画ってたまにこういうニクイ配役をやってくれますが、僕はそういうのがタマラナク好きです。
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