CVTとフィーチャーフォン(FP)

クルマのトランスミッションで僕の理解では日本においてのみCVTが普及しており、特に軽自動車では可也のシェアを誇っていると思います。比較的最大トルクが小さくて大トルクには不向きとも言われるCVTの特性に合っているのかもしれません(但し、最近ではスバルのレガシィ等大排気量のクルマにも適応したCVTも開発されているようですが)。

然し乍、欧米では大分事情は異なるようです。オートマチックトランスミッション(AT)の多段化が進み、7段、8段といったものから、9段変速のものまで開発されています。また、DCT或いはデュアルにクラッチ板が存在するけど、クラッチペダルがない変速機といったものも普及しつつあるようです。

欧米と本邦では道路事情とか使われ方も相当異なるので、一概にどちらが優れているなどと素人の僕が評論する立場にはないのは承知の上で、一言だけ言わせて頂くとATやDCTの方がエンジンの回転数とアクセル開度がリニアに比例しているだろうから、人間の感性にはマッチしているのではないだろうか、ということです。

さて、これに少し類似性を感じる事象として、フィーチャーフォンがスマートフォンに取って替わられ、「ガラケイ」という非常にニッチな存在になり、今や生産もされなくなってしまったことが頭を過ります。

日本の家電メーカー各社が非常に優秀な人材、ノウハウ、知識を注ぎこんでOSから表面の機能まで磨き上げた製品、技術が画面が小さかったからか、キーを押すスペースが小さかったからか、とにかくグローバル市場を席巻する前に、逆に縮小、撤退を余儀なくされました(バッテリーの持ち等はつい最近までSPを凌駕していたにも拘わらず)。同じ日本人として極めて残念なことであり、似たようなことが2度と起こって欲しくないと切に願うところです。

とはいえ、上述のCVTなどもこのまま日本国内だけの普及技術という時間が長ければ長いほど、他国のスタンダードなそれと大きなギャップを生じる可能性がゼロとは言えません。是非、次の技術は何なのか今年の東京モーターショー辺りで端緒を知ることができないかなあと楽しみにしているところです。

さて、こうした事柄はメーカーの開発する技術だけに留まらず、インターネットサービスの世界でも当てはまり得ることだと思います。「これしかない」とか「このやり方が一番優れている筈だ」といった「信念」は大事でしょうが「単なる思い込み」はガラパゴス化する危険性を孕んでいるように感じます。常に、自分たちの長所を活かしながら、他社・他国の良いところに学ぶ姿勢を忘れずに業務に携わって行きたいものだと考えています。

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