世界恐慌/ニューディール政策/ワイマール共和国とアベノミクス/男子の本懐

世界恐慌が吹き荒れた頃、アメリカではルーズベルト大統領がニューディール政策と称された大胆な公共事業の推進を含む政策を行い一定の成果を上げたとは、もう30年以上前に学校でならったことです。

時を粗同じくして、大西洋を挟んでヨーロッパのドイツではワイマール共和国が戦後賠償や経済政策の失敗による物凄いインフレに悩み、ついに「誇り高き、愛国心の強い」ドイツ国民の不満は限度を超え「ドイツ至上主義」とも言えるヒトラー率いるナチスに吸収されながら時代を跨いでいったようにも感じます。

僕は、このワイマール共和国的なリスクを伴う政策は初代、二代目の首相のとき民主党にその危険な匂いを感じていました。然し、三代目の野田総理は衆参捻じれ状態の中「見事に」消費税引き上げ法案を通し、いずればプライマリーバランスへ導く端緒に漕ぎ着け、良い意味で裏切られたここ数カ月であったと思います。

さて、国民に不評な消費税引き上げなどという痛みを伴う政策を声高に叫ぶと、自民党とて次の参議院選挙で大敗となるかも知れません。大幅な補正予算を組み、お金をばら撒き、円安を誘う政策とスピーチを繰り返してなんとしても衆参でマジョリティーを取ることが、今の自民党にとって一番重要ですし、捻じれという国民にとっても何も決まらない進まない不幸な状態は早く脱出するべきだと僕は考えるので、今の安部総理の言動も甘受すべきと考えています。

従って、短期間であればまるでニューディール政策とワイマール共和国の財政政策をミックスしたような「アベノミクス」も仕方ないと。

ただ、ワイマール共和国のようにいつまでも野放図にお金を刷り続けると結果は歴史が既に証明しています。国債の格付けも落とされ利払いさえ苦しい状況に追い込まれかねません。つまり、こうした政策を執ることができる時間、期間は限られているのです。

衆参両院でマジョリティーを取り、真っ当で一貫性があり且つ長期にわたって責任をとれるだけの「議席数」が取れた暁には、国民に不評でも族議員が怒っても、野田前総理のようにある意味ブレない政治、政策を安部総理に期待したいと思います。具体的政策は兎も角、一貫性という観点においては濱口雄幸内閣のように。そのためには麻生副総理には井上準之助のようになって貰いたいですね。

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