スポーツのルール

あらゆるスポーツのルールは何か目的がある筈です。①フェアにプレイすること、②観る側に分かりやすく、または面白く観戦できるようにすること、あるいは③競技する選手の安全を守ること等々。

ただ、実際には②の目的をあまり考えずにスポーツのルールが策定されているケースを偶に見かけます。話は遡りますが1988年のアメリカズカップ、ニュージーランドの単胴船に対して「ルール上は合法だけど、まさかの」双胴船で挑み勝負にならない位の圧倒的な差で勝ってしまったアメリカチームなどはその典型的な例かも知れません。

今日はサッカーワールドカップ予選、日本vs.イラクの試合があり、夕刻以降スポーツバー等で応援する人もたくさんいる筈です。で、サッカーを観る度に、先ほどのスポーツのルールの目的②の特に「面白く観戦できること」に著しく抵触するのですが、同時に「どうして誰も試さないのだろう」或いは「これはルール上違反となる条項があるのだろうか」と確かめもしないまま、沸々とあるアイデアが浮かんでくるのです。ほぼ、毎試合。

それは、ホイッスルが鳴らされてゲームが開始になった瞬間、あるいは自陣のゴールキックやキーパーがボールをキャッチした際に、5~6人あるいはもっと多くの選手でもいいのですが、ラグビーのモールのように或いはイギリスのストーンヘンジのように輪を作るようにしてボールを敵陣ゴールまで運び、そのままシュートしてはいけないのか、若し違反でなければどうして誰も試さないのかといった考えです。選手同士が接近してプレーしてはいけないなどと聞いた記憶もないですし、フリーキックのとき作る壁では選手同士が肩と肩が触れ合っています。それを輪にして真ん中にボールを置けば敵に取られずに簡単にゴール前まで行けてしまうではないかといったアイデアです。

サッカーの面白さの一つに華麗なパスを繋いだり高い技術のドリブルで相手のディフェンスを破り、敵陣に切れ込んでゆくということがあげられると思います。しかし、同時にそのパスを通すとき、あるいはドリブルで相手を抜くときにミスが生じたりディフェンスに阻まれたりして、なかなか得点に結びつかない攻め合いが延々と続けられるのがサッカーの一面でもあります。

全く面白みに欠ける戦法なので若しルール違反でないにしても、そんなことしたら非難轟々でしょうし、選手もやりたいとは思わないでしょう。でも、「この試合に勝てばワールドカップ出場」という大一番ではルール違反でなければ試してみる価値はゼロでないかもしれません。

いずれにしても、サッカーの試合を観るたびに浮かぶこのモヤモヤした妄想が自分自身邪魔でなりません。若し、まだルール上定義されていないのであれば、そうしたプレーを正確に描写、特定した上で違反行為にしてくれたらいいのにと思います。僕がこの悩みから解放される「目的」で。

カテゴリー: つぶやき, スポーツ パーマリンク