激突!

この週末の深夜にケーブルテレビで「激突!」をやっていてついつい見入ってしまいました。

主演のデニス・ウィーバーが「警部マックロード」に出ていた姿よりなんとなく若く見えて「こんなんだったっけ?」と不思議に感じながら。

また、大型トレーラーに追われながら赤いセダン(これも何かのメタファーなのでしょうが)のステアリングにしがみつき必死に逃げようとする焦燥感は、現代のフリーフォールの証券・債券マーケットで有価証券を叩き売って現金化を急ぐトレーダー達とさして違わぬ精神状態ではなかろうか、などとこじつけて観賞したりもしてました。睡魔と闘いながら。

人間というのは許容可能・理解可能な範囲を超えるプレッシャーを感じると、とっさに理不尽な行動に出たり、後で考えると「何故あんなことをしたのか・考えたのか」というような精神状態に陥ることが間々あります。

そして、それを何とかやり過ごして暫くした後、少なくとも僕の場合には、自分に都合の良い記憶が脳により強く着床して、苦しかったことが(たとえ完全ではないにしても)希薄化するようです。そういう術が、若い人たちから見て「大人は鈍感だ」とか思われる原因なのかも知れません。

「でも本当に大事なのは、年を重ねて他人からは『鈍くなった』と思われている自分を自覚したその上で、未だ残存する感性とそれを補う経験で『あの時あれをしてたら』とか『こうしていれば』という所謂『たら・れば』を少しでも減らす努力を個人としても、ビジネスを行っていく上でも続けることが一番大事だ」と思います。とても難しい作業と知りながらも。

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