WTI  北海ブレンド 中東ドバイ原油

北アフリカと中東での政治情勢が不安定になってからでしょうか、WTI価格<北海ブレンド価格、中東ドバイ原油価格となっています。僕がテキサス州ヒューストンに暮らしていたときに誰からだったか覚えていませんが、WTI価格>北海ブレンド価格、中東ドバイ原油価格と教えて貰って以来、僕の記憶では初めての出来事です。

WTI価格が他の石油価格よりも高いのは「産地と消費地が近いので、輸送コストがかからない分、裁定を働かせて高い価格が導かれる」云々だったと思います。だとすると、今の「異常な」現象は、北海ブレンドや中東ドバイ原油が、「スエズ運河を通れなくなったときに発生しうるかも知れないケープタウン経由等の余計な輸送距離とコスト」を織り込みつつあるということでしょうか?その時代にも、この三つの原油指標が存在したか(特に北海ブレンド)は不明ですが、中東戦争の最中ならこうした現象も起きていたのかも知れません。

このブログを書いている2/24午後6時50分現在、円ドル相場も81円台に入って暫くぶりの円高の様相です。これだけ財政が痛んでいる国の通貨を、あたかもrisk haven通貨のように考え買いあがるのも如何なものか?と首を傾げてしまいますが、世界は相対的にリスクの低い換金性の高い通貨、商品などにお金の在り処をものすごいスピードでシフトしていることは間違いないようで、僕たちは今、滅多に発生し得ない「歴史的な瞬間」の目撃者になっているのだと感じます。

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